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その他の講演・シンポジウム

開催案内 研究部門別発表会(第72回)(2024.11.14開催)

N(新物質・機能素子・生産技術)研究部門

N研究部門による研究部門別発表会を下記の通り開催いたします。


日 時: 2024年11月14日(木)15:00~16:25

場 所: 関西大学千里山キャンパス 学術フロンティア・コア3階会議室

テーマ: 医薬品・機能性材料合成(ファインケミカル合成)のための最先端触媒開発
             ~大学と国研との官学連携の方向性~

本講演会では、医薬品や機能性材料の合成における最先端触媒の開発をテーマに、大学および国立研究機関(国研)での研究の方向性について議論します。ファインケミカル合成は、医薬品や高性能材料の製造において重要な役割を果たしており、触媒技術の進化はその効率性と持続可能性を大幅に向上させる可能性を秘めています。特に、遷移金属を基盤とした新規触媒の設計や反応機構の解明が、近年の注目課題となっています。
大学と国研が取り組む研究の具体例を通じて、学術的アプローチと実用化に向けた産学連携の可能性について考察します。これにより、今後の触媒開発がどのように医薬品や機能性材料の革新に貢献できるかを明らかにし、産業界や研究者にとっての新たな指針を提供することを目指します。


講演〈1〉15:00 -15:20
      金属ナノ粒子を用いた新触媒技術
      関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 大洞康嗣

講演〈2〉15:25 -16:25
      ナノ構造体触媒の開発と有機変換反応への応用
      国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センター
      グリーンナノ触媒研究チームチームリーダー     山田陽一氏

本講演では、ナノ構造体金属触媒の精緻な設計と、その有機変換反応への高度な応用についてご紹介いたします。特に、mol ppmレベルという極微量での高効率な触媒作用と卓越した選択性を実現するために、高分子金属触媒やシリコンナノ構造体金属触媒の開発に焦点を当てています。ナノ構造の特性を最大限に引き出す触媒設計手法を追求し、その成果を実際の有機合成化学に応用することで得られる有効性と将来の展望についても議論いたします。さらに、医薬品合成や機能性材料の高付加価値な有機化合物合成への応用可能性についても、皆様と共に深く考察したいと存じます。

詳細案内:第72回研究部門別研究発表会(チラシ).pdf

参加費:無料

申込方法:参加をご希望の方は、申込フォームより事前にお申し込みください。

【お問合せ・お申込み】
関西大学 先端科学技術推進機構
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
電話:06-6368-1178 FAX:06-6368-0080
E-Mail: sentan@ml.kandai.jp