1. HOME
  2. 講演会・シンポジウム
  3. その他の講演・シンポジウム(2022年)
  4. 研究部門別発表会(第64回)を開催しました。

その他の講演・シンポジウム

開催報告 研究部門別発表会(第64回)を開催しました。

 2022年3月17日(木)、関西大学千里山キャンパス 4学舎4号館4101教室に於いて、N(新物質・機能素子・生産技術)研究部門による研究部門別発表会(第64回)を開催いたしました。
 当日は、「医療応用を目指したソフトマテリアル設計」をテーマとして、 大阪大学大学院工学研究科 石原 一彦 特任教授 、本学化学生命工学部 宮田隆志 教授による講演が行われ、多数の方々にご参加いただきました。

【講演①】
   「タフゲルの設計~バイオマテリアルを丈夫にする簡単な方法~」
           関西大学 化学生命工学部 教授  宮田 隆志
[概要]
 ゲルは固体と液体の中間の性質を示すソフトマテリアルであり,医療分野で広く利用されている。従来のゲルの力学強度は低く,その実用化の障壁となっている。しかし,この欠点を克服できるゲルも報告されるようになり,ゲルの用途範囲も広がりつつある。本研究会では,われわれが最近見出したタフゲルの設計戦略と共に,医療分野で用いられているポリマーから合成したタフゲルについて紹介した。

【講演②】
   「バイオミメティック表面と医療機器 」
            大阪大学大学院工学研究科 特任教授 石原 一彦 氏
[概要]
 生体の高次構造は生体分子が高度に組織化し、その結果として極めて効率的に特性を発現することが知られている。この生体構造を模倣するバイオミメティック概念は新しい機能材料を創出する方法として注目されている。本研究会ではこの概念に基づくポリマー表面の創製とその構造と機能の相関に関して解説した。さらに、この構造を実装した人工臓器、医療機器の開発過程に関して紹介した。

 

HP2.jpgHP1.jpg