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その他の講演・シンポジウム

【開催案内】「騒音・振動制御」研究グループ講演会(H27.8.5開催)

騒音・振動制御研究グループ
研究グループによる講演会を下記の通り開催いたします。
日時:
平成27年8月5日(水) 13:00~16:00
場所:
関西大学 千里山キャンパス 学術フロンティア・コア 2階会議室
講演①:
「ソーナー技術の基礎と応用例」
防衛省技術研究本部 艦艇装備研究所 探知技術研究部
海洋信号処理研究室 防衛技官   奥山 智尚
光や電波は水中では大きく減衰するため、水中の遠距離目標に対しては音波のみが唯一の探知手段となる。音波を用いて水中目標を探知する装置がソーナー(SONAR)であるが,実際の海中では水温,水圧その他要素により音波伝搬は複雑なものとなり、ソーナー技術には海洋音響の知識が要求される。本発表では海洋音響及び防衛用ソーナー各種の概論を述べた後、近年の研究例としてFBG(Fiber Bragg Grating)干渉型光ファイバ受波器の研究経緯について述べる。
講演②:
「音響や振動の問題における失敗例とその対策」
      上智大学 研究員  鶴 秀生
講演内容:
空気中の音波や固体の振動の伝播は、人間が身近に知覚できる波動現象で、支配方程式は比較的単純な構造をしているため、その数値解析や実験は比較的に容易なものと思われる傾向がある。しかしながら、音響や振動の問題では対象としている周波数領域は可聴音領域だけでも3桁ほどもあり、ダイナミックレンジが広いことから実際の問題を解決するための数値解析や実験は多くの困難さを伴っている。対象とする周波数や対象とする時間、空間スケールに合わせて手法を選択する必要がある。適用する手法が問題に即していないと現実的な解決ができないことになる。一般的に学会の研究発表会や論文などでは解析の成功例の報告が多くなされているが、その多くは多くの失敗から成り立っている。今回はあえて実験や数値計算の失敗例や実用的な解析の困難さを示しながら、その解決方法のヒントを示したい。数値誤記、安定性、数値分散やモデリング手法等の数値解析に関すること、実験におけるノイズや機器の誤差の問題についての話題や時間があれば市場に出回っている音響機器や信号伝達手法の問題点などについても紹介したいと考えている。できるだけ実際の音を示しながら説明したいと考えている。
参加費:
無料
申し込み:
不要 


【お問合せ】
  関西大学システム理工学部 教授 宇津野 秀夫
   〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
    E-mail:utsuno@kansai-u.ac.jp

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