医工薬連携研究センター
超高齢化社会を迎え、我々の健康・福祉を支える医療の重要性は益々高まっています。我々が現在享受している医療は、医学や薬学の進歩と、医療機器・器具・材料・診断技術などの工学的な進歩が両輪となって発展してきたものです。現在我が国では、医療用機器・器具の多くを輸入に頼っており、医療費総額を抑えつつ、医師と患者双方の肉体的・経済的負担を軽減し、各自が安心で健やかな生活を送れる社会を実現することが望まれています。そのためには、国際競争力を備えた次世代の先端医療技術や機器を開発する医学・薬学と工学とのさらなる連携が必要です。本学はバイオ・医療分野の大学・研究機関の一大集積地である北大阪という恵まれた立地条件の元、近隣の大学医・薬学部、医系研究機関,医療機器メーカー等との共同研究・プロジェクトなどを実施し、様々な成果を生み出してきました。
本センターはこうした医工薬連携研究をより活発に推進するために設立され、その中核的役割を果たしてきました。そして共同研究による成果を、新しい治療法や医療機器システム等の形で、ベンチャー企業や医療機器メーカーを通じて実用化し、社会貢献を果たすことを最終的な目標としています。同時に、大学院生等をこうした共同研究・プロジェクトに積極的に参画させることにより、高い専門性と独創性を持つ人材育成を行う役割も担っています。

左:人工肺ユニット 右上:人工透析用ダイヤライザー 右下:生分解性骨固定材

医工薬連携研究センター
センター長
上田 正人 化学生命工学部 教授
2024年度医工薬連携研究センター研究費
- 研究課題①
- 抗がん活性を目指した新規ルテニウム錯体の開発
- 研究期間
- 2023年度~2024年度
- 研究代表者
- 化学生命工学部/ 石田 斉 教授
- 研究課題②
- 概日リズム解析に基づいた光免疫療法の最適化
- 研究期間
- 2024年度~2025年度
- 研究代表者
- 化学生命工学部/ 山口 賀章 准教授
医工薬連携研究センター研究員(2024年4月1日現在)
学部 | 資格 | 氏名 |
---|---|---|
化学生命工学部 | 教授 | 医工薬連携研究センター センター長 平野 義明 |
システム理工学部 | 教授 | 医工薬連携研究センター センター長補佐 山本 健 |
化学生命工学部 | 教授 | 石田 斉 |
化学生命工学部 | 教授 | 岩﨑 泰彦 |
化学生命工学部 | 教授 | 上田 正人 |
化学生命工学部 | 教授 | 老川 典夫 |
化学生命工学部 | 教授 | 大洞 康嗣 |
化学生命工学部 | 教授 | 大矢 裕一 |
化学生命工学部 | 教授 | 柿木 佐知朗 |
化学生命工学部 | 教授 | 川﨑 英也 |
化学生命工学部 | 教授 | 葛谷 明紀 |
化学生命工学部 | 教授 | 住吉 孝明 |
化学生命工学部 | 教授 | 長岡 康夫 |
化学生命工学部 | 教授 | 福永 健治 |
化学生命工学部 | 教授 | 古池 哲也 |
化学生命工学部 | 教授 | 宮田 隆志 |
化学生命工学部 | 教授 | 河村 暁文 |
化学生命工学部 | 教授 | 山中 一也 |
化学生命工学部 | 准教授 | 細見 亮太 |
化学生命工学部 | 准教授 | 山崎 思乃 |
化学生命工学部 | 准教授 | 山口 賀章 |
化学生命工学部 | 助教 | 奥野 陽太 |
システム理工学部 | 教授 | 宇津野 秀夫 |
システム理工学部 | 教授 | 小谷 賢太郎 |
システム理工学部 | 教授 | 山口 聡一朗 |
システム理工学部 | 准教授 | 鈴木 哲 |
システム理工学部 | 准教授 | 田地川 勉 |
システム理工学部 | 専任講師 | 村上 佳広 |
システム理工学部 | 助教 | 朝尾 隆文 |
環境都市工学部 | 教授 | 田中 俊輔 |
環境都市工学部 | 教授 | 原 直也 |
環境都市工学部 | 教授 | 安室 喜弘 |
環境都市工学部 | 教授 | 山本 秀樹 |
総合情報学部 | 教授 | 松下 光範 |