N（新物質・機能素子・生産技術）研究部門

N研究部門による研究部門別発表会を下記の通り開催いたします。

日　時：　2023年12月8日（金）16:30～18:00

場　所：　関西大学千里山キャンパス　第４学舎3号館3401教室

テーマ：　生体分子を自在に操る：分子サイバネティクス研究の最前線

　複数の機能性分子をシステム化する「分子ロボティクス」の研究分野は、リポソーム内に封入した分子モーターをDNA分子で制御する「アメーバ型分子ロボット」として結実した。さらにこれらを多細胞化し、複数の分子システムを連携させることで、化学の原理で駆動する「分子知能」を構築することをめざす「分子サイバネティクス」領域が立ち上がっている。領域を代表する研究者が、最新の研究事例を紹介する。

講演〈１〉16:30～17:00
　　　　　　DNAによる生物発光制御
　　　　　　　　　　 関西大学　化学生命工学部　教授　葛谷 明紀

　望みの配列の鎖を化学合成することができるDNAは、酵素をはじめとする機能性分子を自在に操るための制御装置としても利用することができる。多細胞型分子ロボットの情報出力機構として開発してきた「DNAの分子情報に基づく発光タンパク質の機能制御」システムについて紹介する。

講演〈２〉：17:00～18:00
　　　　　　分子設計ペプチドによる生体機能制御
　　　　　　 鳥取大学大学院工学系研究科　教授　松浦 和則 氏

　本講演では、ペプチドの自己集合によるケミカルウイルスレプリカ、微小管の構造・機能を制御するペプチド、光応答性ペプチドからなる人工細胞骨格などの分子設計ペプチドを用いた生体機能制御について概説する。

参加費：無料

申込方法：参加をご希望の方は、申込フォームより事前にお申し込みください。

詳細：第69回研究部門別研究発表会.pdf

【お問合せ・お申込み】
関西大学 先端科学技術推進機構
〒564-8680　大阪府吹田市山手町3-3-35
電話：06-6368-1178　FAX：06-6368-0080
E-Mail: sentan@ml.kandai.jp