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最新情報

研究部門別発表会(第50回)を開催しました。

 平成27年7月29日(水)、関西大学千里山キャンパスに於いて、N (新物質・機能素子・生産技術)研究部門による研究部門別発表会(第50回)を開催いたしました。
 当日は、本学化学生命工学部 柿木佐知朗 准教授、Clemson University 長冨次郎 教授による講演が行われ、多数の方々にご参加いただきました。

【講演①】
   「チロシンの直接酸化を利用したペプチド固定化と循環器系デバイスへの応用」
         関西大学 化学生命工学部 准教授  柿木 佐知朗
[概要]
 循環器系デバイス開発に最も重要となる抗血栓性表面を獲得するための新たな方法として注目される、REDVペプチドの表面修飾について紹介しました。REDVペプチドが修飾された表面では血管内皮細胞の粘着が亢進され、血小板粘着が抑制されることが示され、バイオマテリアルの性能評価に関する指針について講演しました。

【講演②】
   「Bioengineering Research and Education at Clemson University」
       Department of Bioengineering, Clemson University
                       教授  長冨 次郎 
[概要]
 世界に先駆けて大学院バイオエンジニアリング専攻を設立した米国クレムソン大学における医工連携を中心とした組織と取り組みについて英語にて紹介しました。同専攻は2009年より学部教育も開始され、バイオエンジニアリングに関する様々な教育・研究プログラムが実施されていることなどを講演しました。また、講演の後半では最近の研究トピックである、ハイドロゲル製の生体用接着剤や止血剤の開発についての紹介もありました。


柿木先生2.jpg 長冨先生2.jpg