小学校への出張講義（高槻市立桃園小学校）（2025.11.6）

2025年11月6日（木）、高槻市立桃園小学校の6年生4クラスを対象に出張講義を実施しました。
講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学　坂元先生) でした。

　今期、2校目が桃園小学校での出張講義になりました。今回は見つけるのが難しい季節になったダンゴムシとワラジムシ、コオロギを前日に捕獲できました。高槻市役所の緑地帯で3種類のキノコや路上に茂っていたチョウセンアサガオの棘のある実や、季節外れの朝顔の花も見つけて持っていきました。休み時間にはバッタやチョウチョも捕獲できましたがシャーレのフタを跳ね飛ばすくらいのパワーがありました。すべての生き物、植物も人間も細胞でできていること、一つの細胞で生きている微生物を初めて発見したオランダのレーウェンフックが、顕微鏡でウンコやおっちゃんの歯垢から腸内細菌や虫歯菌を見つけていた話、ヨーグルトや納豆、パンなど発酵食品など役立つ微生物だけでなく病気になる悪い微生物もいる話をして、レーウェンフックの顕微鏡と植物の気孔の標本をみんなで作成しました。今回も実体顕微鏡での蝉の観察は人気がありました。キノコの表面も裏も拡大した独特の幾何学的な自然の造形に子どもたちも喜んでいました。休み時間も残って観察を続ける子どもたちも大勢おり、理科が好きな子どもたちがさらに増えると良いと思います。