「自由研究コンテスト2024」第二次審査会報告(於:関西大学高槻ミューズキャンパス)2024.11.10
2024年11月10日(日)関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2024」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科薬科大学で構成される本機構では、2009~2011年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を2012年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
15回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施いたしました。。
今回は高槻市内の小・中学校25校から総数690作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した30作品の発表が行われました。皆さまのご理解とご協力を賜り、保護者の方や学校の先生を含め合計約160名ものご参加をいただきました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、それぞれ興味・関心を持ったテーマを題材にして、独自の視点で実験・観察した内容についての発表を行いました。研究の動機から考察まで、しっかりとまとめられたレベルの高い発表ばかりでした。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を、大きな声で元気よく朗読しました。子供らしい発想で、未来にむけた思いや願いを発表しました。
発表終了後、大阪市立科学館 上羽 貴大 先生による講演会「カムバック!ブーメラン」が行われました。
ブーメランはなぜ戻ってくるのかをわかりやすく、様々な実験を交えながらお話しいただきました。その後、実際にブーメランを作成。作成するにあたってのちょっとした工夫と飛ばし方などコツを学びました。時間の都合上、全員が飛ばすことはできませんでしたが、ご家庭で楽しんでほしいです。先生のパワーあふれるトークであっという間の、科学を聞いて体験する貴重な時間を過ごしました。
受賞式では、入賞の10作品に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、全員で記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、入賞したことをゴールとするのではなくスタートとし、人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、当日まで多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
小学校中高学年・中学生の部 |
関西大学中等部1年 |
蓮の葉の撥水性を利用した紙ストローの提案 |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立桃園小学校6年 |
変形菌の回避行動パターンから考えられること |
小学校低学年の部 |
高槻市立日吉台小学校2年 |
「空気リサイクル」で空気をきれいに! |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立阿武山小学校 6・4・3・1年 |
あなたの知らないセミの世界 |
小学校中高学年・中学生の部 |
関西大学初等部5年 |
なっ豆、実はこんなに身近だった!? |
高槻ロータリークラブ賞 |
高槻市立日吉台小学校5年 |
色々な羽根の風車を作って、発電してみた! |
審査員特別賞 |
高槻市立高槻小学校4年 |
りんごを美味しく保存する方法 |
関西大学賞 |
高槻市立川西小学校5年 |
水みくじを作ろう!! |
大阪医科薬科大学賞 |
高槻市立桜台小学校4年 |
おじいちゃんおばあちゃんの「何やったっけ?」を かい決する方法をさぐる |
大阪医科薬科大学賞 |
高槻市立郡家小学校2年 |
水こむのある生かつ |
なお、上記入賞作品については次のとおりポスター展示を予定しております。ぜひご覧ください。
・11月29日~30日 :高槻城公園芸術文化劇場南館 トリシマホール・ホワイエ
・11月30日~12月8日:高槻市役所 高槻市総合センター1階
また、J:COMの「ジモトトピックス」という番組で当日の様子が紹介されます。
放送は11月23日~29日、土日:11:00/17:00/20:30、平日7:00/11:00/20:30です。
放送後、1週間はJ:COMアプリ「ど・ろーかる」で視聴できます。
詳しくは、JCOM放送予定.pdfをご覧ください。