小学校への出張講義報告（高槻市立桜台小学校）（2023.10.24）

2023年10月24日（火）、高槻市立桜台小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。

講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう！」（関西大学 坂元先生） でした。

講義ではすべての生き物は細胞からできていること、レーウェンフックが自作の顕微鏡で肉眼では見えない微生物を雨粒や歯を磨かないおじさんの歯垢から発見した話、微生物にはソーセージのような形、球状、糸状に伸びるもの、動き回るものを見つけてスケッチしていたことを話しました。
工作ではレーウェンフックの顕微鏡と、植物の葉の気孔を染色液を使ってプレパラートを作成してもらいました。皆さん最初はピントを合わせるのに戸惑っていましたが、「何かが見える」と喜んでいました。プレパラートを教室内のテレビ画面に拡大投影すると、気孔の陰影がよく分かる標本が上手にできていました。

今回もダンゴムシを捕獲できませんでしたが、バッタを3匹と蛾を捕獲でき、子どもたちは実体顕微鏡でバッタの口の拡大や、理科室の水槽にいたタニシのヌメヌメした流動性の動きも面白そうに観察していました。理科や生き物の仕組みに興味を持つきっかけになれば良いかと思います。