「自由研究コンテスト2023」第二次審査会報告(於:関西大学高槻ミューズキャンパス)2023.11.12
2023年11月12日(日)関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2023」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科薬科大学で構成される本機構では、2009~2011年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を2012年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
14回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施いたしました。
今回は高槻市内の小・中学校22校から総数323作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した31作品の発表が行われました。皆さまのご理解とご協力を賜り、保護者の方や学校の先生を含め合計約145名ものご参加をいただきました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、それぞれ興味・関心を持ったテーマを題材にして、独自の視点で実験・観察した内容についての発表を行いました。研究の動機から考察まで、しっかりとまとめられたレベルの高い発表ばかりでした。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を、大きな声で元気よく朗読しました。子供らしい発想で、未来にむけた思いや願いを発表しました。
発表終了後、科学ボランティア"夢LABO" 富永 彰一先生による講演会「飛べ!スーパーボールロケット」が行われました。
宇宙を飛ぶロケットの原理や運動エネルギーをわかりやすくお話しいただいた後、実際にスーパーボールでロケットを工作しました。みんなどうやったら遠くに飛ぶのか考えながら楽しんでいました。科学を聞いて体験する貴重な時間を過ごしました。
受賞式では、入賞の10作品に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、全員で記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、入賞したことをゴールとするのではなくスタートとし、人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、当日まで多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻中学校1年 |
なぜお風呂の鏡は曇るのか |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立 寿栄小学校6年 |
燃料電池を作ってみた part3 |
小学校低学年の部 |
高槻市立 日吉台小学校1年 |
「とべるベスト」でうみに行きたい |
小学校中高学年・中学生の部 |
関西大学初等部6年 |
東京タワーは赤じゃない!? |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立 桃園小学校5年 |
変形菌が食べるものを調べて原木栽培の きのこを守る方法を考える。 |
高槻ロータリークラブ賞 |
関西大学初等部3年 |
しがい線から肌をまもるのはどっち? 白い服vs黒い服 |
審査員特別賞 |
高槻市立 桜台小学校3年 |
ダンゴムシって、本当にかしこいの? |
関西大学賞 |
高槻市立 芥川小学校4年 |
高槻市内の光化学オキシダントの調査 |
大阪医科薬科大学賞 |
高槻市立 桃園小学校5年 |
汗の塩分濃度と食事の関係に関する研究 ~熱中症を気にせず、大好きな水を好きなだけ飲みたい!~ |
大阪医科薬科大学賞 |
高槻市立 奥坂小学校1年 |
みらいのせいかつについて |
なお、上記入賞作品については12月1日~12月7日の間、高槻市役所 高槻市総合センター1階でポスター展示を予定しております。ぜひご覧ください。