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2022.12.06
小学校への出張講義報告(高槻市立松原小学校)(2022.11.8)
2022年11月8日(火)、高槻市立松原小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学 坂元先生) でした。
6年生の皆さんは理科で植物の気孔については既に学習しているということで色々な葉っぱを様々な染色液を使ってスンプ法で剥離切片のプレパラートとレーウェンフックの顕微鏡の工作を行い、それを使って実際に観察できるかを体験してもらいました。慣れない作業だったと思いますが、「なんか見えた!」と喜んでいました。CCDカメラ付き顕微鏡で皆さんのプレパラートもテレビ画面で拡大してみると、植物によって気孔の形もサイズも多様性に富んでいて、これも環境条件に適応した進化の過程で獲得した形質なのかもしれません。
11月に入って寒くなり動く虫を捕獲するのが困難になってきましたが、冬眠中のゲジゲジ数匹を日当たりのよい落ち葉の下で見つけて実体顕微鏡で観察してもらうと、赤い外骨格が宝石のように輝き無数の半透明の脚が規則的に動く様子に驚いていました。新しくなったプラクトン標本のミジンコも大人気でした。