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2022.12.06
小学校への出張講義報告(高槻市立日吉台小学校)(2022.11.10)
2022年11月10日(木)、高槻市立日吉台小学校の5年生3クラスを対象に出張講義を実施しました。
講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学 坂元先生) でした。
すべての生き物、植物も動物も細胞の集まりで細胞が生命の最小単位であること、オランダのレーウェンフックが雨粒やおじさんの歯垢から微生物を発見し、マンガ表現のような運動性の描写や伸長する細胞の様子など生命の定義に踏み込んでいたことを話しました。微生物がヨーグルトのような発酵食品だけでなく腐敗にも関わり、人間に感染すると病原菌になる微生物がいることの発見が医学の発達につながってきたことを話しました。
TAの学生たちも指導に慣れてきて頼もしくなり、小学生の皆さんも要領よくレーウェンフックの顕微鏡やプレパラートを作れるようになってきました。季節柄、紅葉の落ち葉で標本を作る子どもたちも多く、楽しんでいました。今回は冬眠から目覚めたダンゴムシが実体顕微鏡の動く標本になりました。正方形と長方形の繰り返しのプランクトンのケイソウの標本も細胞が丸いだけでない機械のような直線的なデザインの生物に子どもたちは驚いていたようです。