自由研究コンテスト2022 第二次審査会報告(於:関西大学高槻ミューズキャンパス)2022.11.13
2022年11月13日(日)関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2022」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科薬科大学で構成される本機構では、2009~2011年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を2012年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
13回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施いたしました。
今回は高槻市内の小・中学校20校から総数703作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した作品のうち、28作品の発表が行われました。新型コロナウィルス感染症の感染対策を施した中、皆さまのご理解とご協力を賜り、保護者の方や学校の先生を含め合計約160名ものご参加をいただきました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、それぞれ興味・関心を持ったテーマを題材にして、独自の視点で実験・観察した内容についての発表を行いました。研究の動機から考察まで、しっかりとまとめられたレベルの高い発表ばかりでした。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を、大きな声で元気よく朗読しました。子供らしい発想で、未来にむけた思いや願いを発表しました。
発表終了後、箕面市立豊川南小学校 井上洋先生による講演会「葉っぱの化石と、大地の話」が行われました。なぜ化石ができるのかの話を聞いた後に、実際に原石(木の葉石)を割って、葉っぱの化石を探してみました。なかなか割れず、また、必ずしも葉っぱの化石がでてくるわけではないので、四苦八苦しながらも、楽しく、貴重な時間となりました。ほとんどの児童が葉っぱの化石を発掘することができました。その後、「大地の話」の講演では、化石から大地が動いたことが証明できる話など、映像つきで分かりやすくお話いただきました。
受賞式では、入賞の10作品に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、全員で記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、入賞したことをゴールとするのではなくスタートとし、人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、当日まで多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻中学校 |
歩ちゃん、色が分かるってほんと? |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立奥坂小学校 |
シマトネリコのカブトムシ2022 |
小学校低学年の部 |
高槻市立芥川小学校 |
ハムスターしれいしつ |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立丸橋小学校 |
プロ野球選手を目指すなら、 右左どちらを選ぶべきなのか? 2021年プロ野球の成績から考える |
小学校中高学年・中学生の部 |
高槻市立日吉台小学校 |
小さい妹と安全にすごすための実験 |
高槻ロータリークラブ賞 |
関西大学初等部 |
こおったペットボトルの飲み物を |
審査員特別賞 |
高槻市立大冠小学校 |
じゃがいもからでん粉を取り出して、 |
関西大学賞 |
高槻中学校 |
音と振動 |
大阪医科薬科大学賞 |
高槻中学校 |
就寝中の口の中のpH低下を |
大阪医科薬科大学賞 |
高槻市立奥坂小学校 |
人を助けるロボット |
なお、上記入賞作品については12月1日~12月7日の間、高槻市役所 高槻市総合センター1階でポスター展示を予定しております。ぜひご覧ください。