小学校への出張講義報告（高槻市立五領小学校）（2022.7.14）

2022年7月14日（木）、高槻市立五領小学校の5年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。

講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学　坂元先生) でした。

全ての生き物は細胞でできていること、今日は葉っぱの気孔の細胞を染色して観察する話から、肉眼では見えない微生物を雨粒や歯垢から初めて発見したレーウェンフックの顕微鏡の話、そうした発見が病気の原因の解明にも繋がっていった話をしました。レーウェンフックの顕微鏡は虫眼鏡のようなものだけど、同じ原理のマイクロレンズは今もDVDの読み取り装置で使用されていることを話してから、実際に手作り顕微鏡と植物の気孔のプレパラート作りにみんなで取り組みました。子どもたちは折り曲げて失敗したら再び作り直し、レーウェンフックの顕微鏡を完成させていました。

今回はダンゴムシ、ワラジムシ、蜘蛛も捕獲できたので、子どもたちは動く標本を実体顕微鏡でじっくり観察していました。さまざまな解剖標本の観察も夢中になって楽しんでいました。

前日に大阪のコロナ警戒信号が黄色になりましたが、なんとか無事に終了できて良かったです。