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2022.08.09
小学校への出張講義報告(高槻市立丸橋小学校)(2022.7.13)
2022年7月13日(水)、高槻市立丸橋小学校の6年生3クラスを対象に出張講義を実施しました。
講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学 坂元先生) でした。
すべての生き物、人間も植物も細胞の集まりでできていることや、オランダのレーウェンフックが自作の顕微鏡で微生物を初めて発見した話をしました。それから人間のお腹にも腸内細菌がいること、普段の食事のヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品が微生物の力で作られて健康に役立つ場合もあれば、食べ物の腐敗や病原菌など人間に被害をもたらすこともあるという話をしてから、レーウェンフックの顕微鏡と植物の葉の気孔の標本をみんなで作成しました。
今回はなぜかダンゴムシが捕獲できなかったので、代わりにカメムシの死骸やセミの抜け殻、肉眼では小さ過ぎてよくわからない苔の花を実体顕微鏡で観察してもらいました。倍率を上げるとカメムシの複眼構造も観察でき、子どもたちは驚いていました。
さまざまな解剖標本を夢中になって光学顕微鏡で観察していたので時間が過ぎるのが早かったかもしれません。理科や生命の深奥に興味を持つきっかけになればいいと思います。