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2022.08.09
小学校への出張講義報告(高槻市立北清水小学校)(2022.6.22)
2022年6月22日(水)、高槻市立北清水小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学 坂元先生) でした。
すべての生き物は細胞からできていること、レーウェンフックが自作の顕微鏡で肉眼のままでは見えない微生物を発見した話、微生物は病原菌など悪いものだけでなく、発酵食品など人の役に立つものもいる話をしました。
実際にレーウェンフックの顕微鏡をみんなで作製し、植物の葉の気孔を染色して剥離切片のプレパラートを作成してもらいました。手作り顕微鏡はピント合わせのコツがわかるまでは難しいですが、何かが見えると喜んでいました。教室内のテレビ画面に拡大投影して葉っぱの種類による気孔の違いも友達同士で比較していました。今回はダンゴムシだけでなく、暑い季節だったのではたき落とした蚊や蜘蛛も捕獲できたので実体顕微鏡観察してもらいました。
子どもたちはさまざまな種類の解剖標本を時間ぎりぎりまで顕微鏡で観察していました。TAのお兄さんお姉さんの指導も親しみ易かったと思います。生き物の細胞観察を通じて理科や科学に興味を持つきっかけになれば良いかと思います。