小学校への出張講義報告（高槻市立樫田小学校）（2022.6.16）

2022年6月16日（木）、高槻市立樫田小学校５年生１クラスを対象に出張講義を実施しました。

講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学　坂元先生) でした。

すべての生き物は細胞からできていること、レーウェンフックが自作の顕微鏡で雨粒やおじさんの歯垢から微生物を発見した話をしてから、葉っぱの裏側にある気孔を様々な染色液を使って染色し、剥離切片のプレパラートを作成してもらいました。暖かい季節で観察用のダンゴムシも捕獲しやすく、子どもたちは実体顕微鏡で動き回る生き物を観察していました。自作の顕微鏡の方でもなんとか見えていたようで良かったです。

子どもたちが作製したプレパラートの細胞を巨大液晶テレビ画面で拡大したり、ムラサキツユクサの3重染色のスライドと比較してもらいました。さまざまな生物標本を顕微鏡で夢中に観察している子もおり、普段と違う風変わりな授業だと思いますが、生き物のミクロの世界に好奇心を刺激されたとしたらこちらとしても嬉しいです。