小学校への出張講義報告（高槻市立如是小学校）（2021.10.20）

2021年10月20日（水）、高槻市立如是小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察してみよう」(関西大学　坂元先生) でした。

すべての生き物は細胞からできていること、レーウェンフックが自作の顕微鏡で肉眼のままでは見えない微生物を発見した話、微生物は病原菌など悪いものだけでなく、発酵食品など人の役に立つものもいる話をしました。それから、レーウェンフックの顕微鏡を工作し、植物の葉の気孔を観察するために染色液を使ってプレパラートを作成してもらいました。最初はピントを合わせるのに苦労していたみたいですが、何かが見えると喜んでいました。プレパラートも教室内のテレビ画面に拡大投影した気孔がきれいに染まっていてみなさんとても上手にできていました。比較的に暖かい季節だったのでダンゴムシを校内で捕獲ができ、実体顕微鏡でも動いている様を観察してもらいました。たくさんの解剖標本も時間ぎりぎりまで夢中に顕微鏡で観察していました。年齢の近いTAのお兄さんお姉さんが指導してくれたのもいい機会になったと思います。手を動かして工作したり、理科や生き物の仕組みに興味を持つきっかけになれば良いかと思います。