自由研究コンテスト2020 第二次審査会報告(於:関西大学高槻ミューズキャンパス)2020.11.15
2020年11月15日(日)関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2020」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学の3大学で構成される本機構では、2009~2011年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を2012年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
11回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施いたしました。
今回は高槻市内の小・中学校15校から総数259作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した作品のうち、33作品の発表が行われました。新型コロナウィルス感染症の感染対策を施した中、皆さまのご理解とご協力を賜り、保護者の方や学校の先生を含め合計約150名ものご参加をいただきました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、それぞれ興味・関心を持ったテーマを題材にして、独自の視点で実験・観察した内容についての発表を行いました。研究の動機から考察まで、しっかりとまとめられたレベルの高い発表ばかりでした。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を、大きな声で元気よく朗読しました。子供らしい発想で、未来にむけた思いや願いを発表しました。
発表終了後、箕面市立豊川南小学校 井上洋先生による講演会「化石の話」が行われました。石膏を型に流し入れてアンモナイトの化石を製作し、石膏が固まるまでの間、化石ができるまでの歴史や化石の役割についてのお話を聞きました。映像つきで分かりやすく、みな静かに聞き入っていました。琥珀の原石や化石の原石もいただき、生き物の歴史にふれる貴重な時間となりました。
受賞式では、入賞の11作品に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、全員で記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、入賞したことをゴールとするのではなくスタートとし、人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、当日まで多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
小学校中高学年・中学生の部 |
関西大学中等部2年 | スープに浮かぶ膜を たくさん作るには? |
小学校中高学年・中学生の部 最 優 秀 賞 |
赤大路小学校6年 | お弁当の梅干しは何のため? |
小学校低学年の部 最 優 秀 賞 |
桃園小学校2年 | ちきゅうや人にやさしくて べんりな未来 |
小学校中高学年・中学生の部 優秀賞 |
桜台小学校5年 | うちのペーパータオル どれがNo1か? |
小学校中高学年・中学生の部 優秀賞 |
関西大学初等部3年 | オカヤドカリのきけん さっちについて |
高槻ロータリークラブ賞 | 奥坂小学校3年 | シマトネリコのカブトムシ |
審査員特別賞 | 土室小学校6年 | なぜ人がいるのか ~地球の歴史~ |
審査員特別賞 | 関西大学初等部3年 | 力を合わせよう!生き物や自ぜんの力と人間の力を合わせて、楽しく元気にすごせる地きゅうにしよう! |
大阪医科大学賞 | 関西大学中等部2年 | ハチはどのような条件の時に グルーミングするのか? |
関西大学賞 | 桜台小学校6年 | フリクションペンの別の消し方?! |
大阪薬科大学賞 | 関西大学初等部1年 | みらいの生かつについて |
なお、上記入賞作品については12月1日~9日の間、高槻市役所 高槻市総合センター1階でポスター展示を予定しております。ぜひご覧ください。