自由研究コンテスト2019 第二次審査会報告(於:関西大学高槻ミューズキャンパス)(2019.11.17)
2019年11月17日(日)、関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2019」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学の3大学で構成される本機構では、2009~2011年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を2012年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
10回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施いたしました。
今回は高槻市内の小・中学校23校から総数631作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した作品のうち、32作品の発表が行われました。保護者の方以外にも学校の先生やお友達などを含め合計約160名ものご参加をいただきました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、それぞれ興味・関心を持ったテーマを題材にして、独自の視点で実験・観察した内容についての発表を行いました。研究の動機から考察まで、丁寧にまとめられた発表ばかりでレベルの高さを感じました。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を大きな声で、元気よく朗読しました。いずれも子どもらしい発想で、未来にむけた思いや願いが膨らんでいました。
発表終了後、箕面市立豊川南小学校 井上洋先生による講演会「タネの不思議~植物が動くとき~」が行われました。タネが移動する手段を映像やクイズを交えながら楽しく講演をしていただきました。さまざまなタネの落下デモンストレーションもあり、みな身を乗り出して聞いていました。
また、子どもたちが参加する工作では、発泡スチロールでタネの模型を作り、飛ばす実験をしました。飛ばす瞬間には歓声が上がり、みな目を輝かせながら参加していました。
授賞式では、入賞の10名に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、全員で記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、入賞したことをゴールとするのではなくスタートとし、人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、当日まで多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
受 賞 名 |
学 校 名 |
作 品 名 |
小学校中高学年・中学生の部 |
関西大学中等部 3年 |
鳴き声調査によるセミ類の生態学的研究パートⅢ |
小学校中高学年・中学生の部 |
寿栄小学校 6年 |
プラナリア研究レポート |
小学校低学年の部 |
関西大学初等部 2年 |
おうちにいながらお出かけメガネ |
小学校中高学年・中学生の部 |
竹の内小学校 5年 |
メダカが川で流されないのは?~メダカの観察~ |
小学校中高学年・中学生の部 |
赤大路小学校 5年 |
家族の薬~種類と溶け方~ |
高槻ロータリークラブ賞 |
桜台小学校 5年 |
どのパンもカビは同じぐらいで生えるのか? |
審査員特別賞 |
阿武山小学校 4年 |
野菜で紙をつくれるのか |
大阪医科大学賞 |
高槻中学校 1年 |
シャープペンシルの芯の折れ方に関する一考察 |
関西大学賞 |
奥坂小学校 5年 |
運動量と慣性 |
大阪薬科大学賞 |
関西大学初等部 2年 |
カプセルとう校 |
なお、上記入賞作品については12月5日~18日の間、高槻市役所 高槻市総合センター1階でポスター展示を予定しております。ぜひご覧ください。