
私は、三重県の楠井法律事務所(以下、当事務所)に勤務しています。
三重県出身だったこともあり、地元に帰り地域の人々の役に立ちたいと考えていたところ、関西大学法科大学院(以下、本学LS)の教授や関西大学OBの弁護士の方のおかげで、当事務所に就職することができました。
当事務所の特色としては、市役所や金融機関等への出向制度があり、私も、三重県信用保証協会へ3年間出向させていただきました。出向後は、当事務所に戻り、民事事件や家事事件、刑事事件等、様々な仕事に取り組んでいますが、出向中の経験を活かし、債権回収や企業法務、企業の再生に携わる仕事に多く取り組んでいます。
債権回収や企業の再生の仕事では、民法をはじめ、会社法、民事執行法等の知識が必要になってきます。法科大学院では、教員から判例や法律の解釈について学び、実際の事件のお話を聞く機会もありますが、今仕事をするなかで、それを思い出す機会がたくさんあります。
法科大学院では、司法試験の勉強が中心になりがちですが、本学LSの授業を通じて学んだことや実務家教員のお話は実務で必ず役に立ちます。みなさんが本学LSに入学されることを心よりお待ち申し上げます。