プロジェクト代表である、大矢 裕一教授（化学・物質工学科、関大メディカルポリマー研究センター）らの論文「分子ネットと縫い込み重合を利用したトポロジカルゲルの合成(Synthesis of Topological Gels by Penetrating Polymerization Using a Molecular Net)」が、Angewandte Chemie International Editionに掲載されました。本稿では、溶媒に溶ける三次元網目状分子（分子ネット）の共存下で重合（縫い込み重合）を行い、トポロジカルな構造を持つゲルを得る新しい手法が示されています。トポロジカルゲルとは共有結合ではなく、物理的な拘束だけで架橋されたゲルのことです。なお、この論文はOpenAccessでどなたでも読むことが可能です。
- タイトル：
- 分子ネットと縫い込み重合を利用したトポロジカルゲルの合成(Synthesis of Topological Gels by Penetrating Polymerization Using a Molecular Net)
- 著 者：
- Yuichi Ohya, Akinori Kuzuya, Yuta Yoshizaki, Nobuo Murase, R. Dohi, F. Seko, Y. Nakazawa, K.-i. Mizuguchi, K. Shinzaki, T. Yasui, H. Ogawa, S. Kato
- 掲 載 誌：
- Angewandte Chemie International Edition
- 発 行 日：
- 2024年1月25日
- DOI：
- https://doi.org/10.1002/anie.202317045
