初等部・中等部・高等部が合同で英語授業研究会を開催しました
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11月19日(火)、「高槻ミューズキャンパス 初中高をつなぐ英語考動力育成のためのカリキュラム開発」というテーマのもと、高槻ミューズキャンパスで初となる初中高合同の英語授業研究会が開催されました。
本研究会では、新学習指導要領で提示された4技能5領域のうち、おもに「話すこと(発表)(やりとり)」に焦点をあてた授業を公開しました。指導助言には、関西大学外国語学部の今井裕之教授をお迎えし、授業後には参会者の方々とともに本日の授業について協議しました。
初等部の授業では、自分の知らないフレーズを知っている英語で表現する言語活動に取り組みました。配信された動画を見ながら、グループで適切な表現を考えました。児童は目的や場面によって、選ぶ言葉が異なることがあるという点を学びました。この活動は、年明けに実施予定のニュージーランドへの研修旅行を見据えたものでした。
中等部では、比較表現に焦点をあてた授業を公開しました。先日終えた日置川での研修を振り返り、自分たちの住む町と日置川を比較しながら、スキット形式(寸劇)で研修で体験したことを紹介しました。実体験をもとにした言語活動を行うことで、比較表現をどういった場面で使用するのかについて学びました。
高等部では、教科書で扱っているジェンダー問題を取り上げ、開校当初から本校で取り入れているリテリング活動による発表と、「女性専用車両のように男性専用車両を作るべきか」というテーマでミニディベート活動を行いました。社会問題を扱う難しい内容でしたが、生徒にとって身近なテーマにすることで、多角的に課題を捉えました。
授業後の研究協議会では、今井教授より、それぞれの授業についての講評をいただきました。学習指導要領で提示されている初中高の外国語科の目標や内容を、当日の初中高それぞれの授業の取り組みに照らし合わせた分析をいただき、成長段階に合わせて難易度が上がっていく様子がわかる非常に有意義な研究協議会となりました。参会者の方々からは「生徒たちの成長と、英語の実力の伸びを拝見することができた。一貫校ならではの指導の成果だと感じた」「授業者それぞれの技量がすごかった」「小中高の全ての授業が、一度に一貫して見られてとても勉強になった」と、満足度の高さがうかがえる感想をいただきました。
今回の研究会をきっかけとして、今後益々初中高での連携を強化していきたいと思います。