3月23日と3月24日は、Family dayでした。九份や淡水で食べ歩きをしたり、中正紀念堂を訪れたり、チャイナドレスに着替えて街を散策したり、お買い物したり、国立故宮博物院を訪れたり、観光バスで街を回ったり、Lihpao Resortの遊園地で遊んだり、國立臺灣博物館を訪れたりと、それぞれのホストファミリーととても濃い時間を過ごしたようでした。中には、初めての食べ物に挑戦した生徒や、台湾の自然豊かで綺麗な景色に驚いた生徒もいました。

3月25日（月）6日目

【午前の活動（中等部）】

　午前中は、師大附中の生徒たちに、中等部生からの自己紹介や学校、日本文化などのプレゼンを行いました。また、日本の伝統的な遊びである、折り紙やお手玉、けん玉について説明しました。事前に附中の生徒たち一人ひとりに折り紙を配布していただき、本校生徒による説明を受けながら、折り紙の風船作りに取り組んでもらいました。本校生徒達は席を回ってコミュニケーションを取って完成までサポートしていました。多くの生徒達が風船を完成させたようで、膨らませた状態で満足そうな表情を見せてくれました。また、お手玉やけん玉については、師大附中の生徒達にステージで実際に体験してもらいました。プレゼンテーションの際はとても緊張していたものの、ステージから降りて直接教えに行ったり、原稿が見られないことやスライド上に貼り付けた動画が流れないことに対して別の方法で対応したりと、臨機応変に対応することができました。

　3時間目〜4時間目（10：10〜11：50）は、溫先生の家庭科の授業で、パイナップルケーキを作りました。生地を一から作り、餡を生地に包み、台湾の形をした型にはめて、オーブンで焼きました。焼いている間、手際よく使った道具を洗ったり、掃除や片付けをしたりしながら、焼き上がるのを待ちました。焼き上がったケーキを型から取り出すとき、型や生地はまだまだ熱い状態で、生徒たちは苦戦しながら取り出していました。無事に全てのパイナップルケーキを型から外し、頂いた師大附中のシール付きのタッパーに入れ、お土産として持ち帰りました。作っている際の表情は、師大附中の生徒も本校の生徒も楽しそうで、和気藹々とした雰囲気の中で交流を深めました。

【午後の活動（高等部）】

　昼食後、それぞれのバディ、師大附中の高校3年生と共に、Google 台湾へと向かいました。写真をたくさん撮ったり、建物内を案内してもらったりしました。師大附中の卒業生であるKevinさんに様々なこと（Googleの使命、扱っているソフトウェア、Google 台湾についてなど）を説明していただきました。その後、Kevinさんを含め5名の職員（Googlers）から、質疑応答形式で、勤務時間のことや、Googleに入って驚いたこと、インターンシップのことなど、多岐にわたる内容を話していただきました。インターンシップについては、「どうしても成績や数字にとらわれてしまうことがあるかもしれないけれど、自分の意見を他者に伝えることができるということもとても大切だ」ということを伝えてくださいました。また、「大学生活を楽しんでください」、「高校でしっかり勉強してください」、「時間はあっという間に過ぎるため、やってみたいと思ったら、考えすぎずにとにかくやってみてください」、「今は、色んなことをすぐに学べる時代だから、積極的に学ぶ姿勢をもってください」というメッセージをいただきました。

　その後、ゲームコーナーやカフェテリアを見学しました。カフェテリアでは、ドリンクやクッキー、アイスクリームなどをサービスしていただきました。16階から見える素晴らしい景色を眺めながら、Googlersの方々と交流し、笑い声の絶えない時間を過ごしました。

　なかなか入れないGoogleの会社内を見学し、突然指名されて緊張しながらも頭をフル回転させて回答しようとしたり、質問やコメントをしたりと、緊張感を持ちながら大変貴重な経験をすることができました。

　今晩は、台湾で迎える最後の夜となりました。それぞれのホストファミリーと共に、残り少ない時間を楽しんでいることと思います。生徒の皆が「パッキングをしなきゃ」と焦っていましたが、無事に終わったでしょうか。明日の午前中は、中等部生はフェアウェルパーティーを、高等部生はレザークラフト体験をし、9：30頃には学校を出発して空港へ向かう予定です。