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【中等部2年生】人権体験学習会を実施しました

 中等部2年生では10月30日、11月6日、8日の3日間にわたり、人権体験学習会を実施しまし た。昨年度に引き続き、ボランティア点字サークルむつみ会様、高槻市聴力障害者協会様、ボラ
ンティア手話サークルうの花様、高槻筆記通訳グループエール様を講師としてお招きし、点字・手話・要約筆記について学びました。

 点字の講座では、点字器を使用し、五十音や自分の名前を点字で打つ活動を行いました。生徒たちは点字の打ち方の解説を聞いた後、丁寧に点字を打つという体験をしました。点字器を使って、紙に穴を開けるのは、生徒達にとって初めての感覚で、苦労しながらも楽しみながら真剣に取り組んでいました。

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 手話の講座では、講師の先生方の手話を通訳していただきながら、聴覚障害のある人の生活についてお話を聞かせていただきました。また簡単な挨拶等の手話を教えていただきました。生徒が事前に提出した質問に回答していただく時間等があり、手話や聴覚障害者への理解が深まりました。授業終了後に、講師の先生のところへ質問に行き、手話を教えてもらっている生徒もいました。

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 要約筆記の講座では、要約筆記がどのような場面で活用されるのか、パソコンでの要約筆記の様子について教えていただきました。話すスピードに合わせながら相手が見やすい字で書くこと、略号を使用しながら必要のない情報を省略して書くことを意識しながら、いくつかのお題に挑戦しました。自ら作成した要約筆記を級友と共有し、速く・見やすく・正確に情報を伝えることの難しさを体感しました。

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 人権体験学習を通じて、点字・手話・要約筆記についての理解が深まっただけでなく、誰一人取り残さない、誰もが過ごしやすい社会について考える機会となりました。
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