10月27日（金）から10月30日（月）の4日間、中等部3年沖縄研修旅行を実施しました。

　初日、朝早くに伊丹空港を出発しました。那覇空港に到着後、昼食会場である風月楼（恩納村）に向かいました。沖縄県の郷土料理を堪能した後、恩納村ふれあい学習センターに移動しました。CORAL platform様のご協力の下、『うちなー探究プロジェクト』を体験しました。今回のプロジェクトでは、沖縄県が抱える課題を現地大学生ファシリテーターと協働して考え、その課題の本質を深掘りしました。また課題の解決策を具体的に考案し、ポスター発表を行いました。約3時間に及ぶ現地の方々とのプロジェクト学習は、とても有意義なものになりました。その後、宿泊先のホテルへ移動し、夕食とプロジェクションマッピングなどを楽しみました。

　翌朝、前日の疲れを見せることもなく元気な姿で朝食会場へ集合することができました。朝食後、チェックアウトを済ませ、様々なマリンスポーツを体験しました。シュノーケルでは、30分程度遊泳し、多種多様な生き物や珊瑚を間近で観ることができました。ロケットボートでは、ボートに乗って沖へ出ました。相当なスピード感と潮風に、程よいスリルを味わうことができました。ビーチスポーツやグラスボートもでき、充実したマリン体験となりました。昼食を済ませた後、沖縄商工会議所へ移動しました。今回の研修旅行では，株式会社HELLO WORLD!様のご協力の下、『まちなか留学』を実施しました。商工会議所では残りの2日間お世話になるホストファミリーとの対面式（入村式）を行いました。英語学習と異文化体験を目的に、短い時間ではありましたが貴重な経験を得ることができました。

　週末はホストファミリーと楽しい時間を過ごしました。日曜礼拝のために教会を訪れた家庭もあれば、アメリカンビレッジやビーチで充実した時間を過ごした家庭もありました。最終日の朝には、「とても楽しかったです」「あっという間の2日間でした...沖縄に住みたいです」と沖縄でのホームステイを振り返っていました。週末の貴重な体験に、とても満足した様子で退村式を迎えることができました。

　最終日は、事前に個人で沖縄に関して調査したいテーマを設定し、そのテーマの内容が近い生徒たちを班に分け、個人テーマに関する野外調査を目的として、タクシーに乗って沖縄各地でのフィールドワークを行いました。地元の農園を訪れて取材を行った班もあれば、県庁や市役所を訪れた班もありました。また、沖縄戦について調査している班はひめゆりの塔や平和記念公園を、台風について調査している班は沖縄気象台を訪ねました。事前調査として行った文献調査と、今回の野外調査で得た情報を基に、今後は個人レポートを作成していきます。快晴の日が続き、この日も行程表通りに行動することができました。最終的なレポートの仕上がりが今から楽しみです。午後3時頃、フィールドワークを終えた全ての班が那覇空港に到着し、無事帰路に着くことができました。

　この4日間、本当に多くの異文化を体験することができました。今回得た貴重な経験を、今後の学校生活にいかしてくれることを期待しています。