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【中等部2年生】人権体験学習会を実施しました

中等部2年生では10月26日、11月2日、8日の3日間にわたり、人権体験学習会を実施しました。昨年度に引き続き、ボランティア点字サークルむつみ会様、高槻市聴力障害者協会様、ボランティア手話サークルうの花様、高槻筆記通訳グループエール様を講師としてお招きし、点字・手話・要約筆記について学びました。

点字の講座では、点字版を使用し、五十音や自分の名前を点字で打つ活動を行いました。生徒たちは点字の打ち方の解説を聞いた後、丁寧に点字を打つという体験をしました。実際に自分の打った点字を講師の先生方に確認してもらい、読む人のことを考えて点字を打つことの難しさを改めて実感しました。

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手話の講座では、講師の先生方の手話を通訳していただきながら、聴覚障害のある人の生活についてお話を聞かせていただきました。また簡単な挨拶等の手話を教えていただきました。一つひとつの手話の持つイメージや意味を理解することで、より手話の面白さを感じることが出来ました。高槻市手話言語条例や大阪府コロナ関連手話ハンドブックの紹介、生徒が事前に提出した質問に回答していただく時間等があり、手話や聴覚障害者への理解がより深まりました。

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要約筆記の講座では、要約筆記がどのような場面で活用されるのか、パソコンでの要約筆記の様子について教えていただきました。話すスピードに合わせながら相手が見やすい字で書くこと、略号を使用しながら必要のない情報を省略して書くことを意識しながら、いくつかのお題に挑戦しました。自ら作成した要約筆記を級友と共有し、速く・見やすく・正確に情報を伝えることの難しさを体感しました。

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日常ではあまり体験することが出来ないことをこの3日間で実感することが出来ました。人権体験学習を通じて、点字・手話・要約筆記についての理解が深まっただけでなく、多種多様なものの見方について考える契機となりました。
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