11月16日（水）～11月18日（金）、中等部２年生が和歌山県西牟婁郡白浜町⽇置川地域での宿泊研修を実施しました。

　１日目は12時過ぎに到着し、目の前に広がる大自然の中、昼食をとりました。その後、対面式で現地の方々の温かい歓迎を受けました。この宿泊体験学習では現地の方々の一般家庭にお世話になる民泊を実施しており、対面式の後、生徒たちはそれぞれの家庭に向かいました。

　各民泊先では、農作業をしたり、海岸に夕陽を見に行ったりし、その後夕食作りのお手伝いをしました。夕食では新鮮な現地の食材を堪能したようです。日置川の皆様のあたたかさに触れ、楽しい一日をすごしました。

　２日目は、「紀州備⻑炭作業・紀州備長炭風鈴作りコース」「森林間伐・木工品製作体験コース」「梅剪定、ジュース作り・梅ジャム作りコース」「小鷹網漁・藍染め体験コース」「みそ作り体験・波止場釣り体験コース」の５つのグループに分かれて、体験学習活動を⾏いました。それぞれのグループでは、体験内容について、日置川の方々に⼀つ⼀つ丁寧にレクチャーしていただきました。生徒たちにとっては、⽇置川でしかできない貴重な体験活動により、学ぶことが多い一日でした。

　３日目は、田野井小学校に集合し、離村式を行いました。お世話になった民泊先の方々にお礼を述べ、別れを惜しみました。その後、この研修全体をコーディネートしていただいた南紀州交流公社の佐本様より「日置川の活性化に向けて」という題で講演をいただき、高齢化が進む日置川地区の現状や、今回体験した民泊がいかに始まったのか、という経緯を学びました。その後、来年の２⽉に実施予定の⽇置川物産展に向けて、生産者の方々との「物産展ミーティング」を⾏いました。事前学習で疑問に感じたことを質問したり、宣伝方法についてアドバイスをいただいたりし、物産展に向けて⾮常に良い準備ができました。

　２泊３日の宿泊研修、日置川の皆様の想いが詰まったプログラムを通して、多くのことを学ぶことができました。様々な感染症対策にご配慮いただき、あたたかく受け⼊れてくださった⽇置川地域の皆様、ありがとうございました。