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【中等部3年】がん教育講演会を実施しました

中等部3年生「考える科」の授業の一環として、2月6日(木)に、がん教育を目的とした講演会「いのちのお話~医師が伝えるがんといのち~」を開催しました。

3年生では12月から「いのちの学習」をテーマにした授業に取り組んでおり、助産師講演会や自分のいのちの紹介を通して、いのちの意義、尊さについて話し合い、いのちとの関わりについて考えてきました。

本講演会ではいのちに対する理解をさらに深化させるため、昨年に引き続き愛仁会高槻病院から2名の医師とソーシャルワーカーをお招きし、日本で最も死因順位の高い「がん」について講演していただきました。
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講演会では、まず船田先生からがんについての基礎知識を講義していただきました。その後「がんの歴史」「がんは何故できるのか?」「がん予防について」「がんの検査と治療」をテーマにお話をいただき、最後に、喉頭がんを患ったつんくさんと忌野清志郎さんがそれぞれ選択した治療のあり方から、「がんとともに生きること」について全体で意見交流を行いました。
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生徒たちからは、「がん治療はこれからどうなっていくのですか?」「患者さんに余命を宣告するとき、どのように決められているのですか?」「もし船田先生ががんになられたら、どのような治療を選びますか?」などの質問が出され、船田先生から一つひとつ丁寧にご回答をいただきました。講演会終了後も個別に講師の先生方に質問する生徒が数多くいたのが印象的で、がんと向き合うことについて真剣に考える生徒たちの様子が伺えた講演会となりました。
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なお、本授業の集大成として「震災・防災といのち」をテーマに、いのちとの関わりを様々な角度からふりかえり、いのちの尊さについて生徒同士での意見交流を行う予定です。

【ご講演のためにご来校くださった方々】
船田 泰弘 氏(副院長・呼吸器内科)
長谷川 和範 氏(消化器内科)
内藤 愛 氏(ソーシャルワーカー)
家山 温子 氏(地域医療部科長)

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