【中等部3年】中大連携進路学習プログラム(法学部)を実施しました
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11月10日(火)、中等部3年生を対象に中大連携進路学習を実施しました。
目的:関西大学との連携を通して、大学の専門的な研究の講話を聞くことで、多様な学問領域を知り、
研究することの意義を理解し、自己の進路選択へ生かしていく。
法学部准教授のカライスコス・アントニオス先生に「この橋、車馬の通行を禁ずるーこのように規定した法的趣旨は」
というテーマでご講演いただきました。
というテーマでご講演いただきました。
先生は26歳までギリシャで弁護士をなされたこと、お母様が日本人であるなどの自己紹介がありました。
続いて表題について法学的立場でどのように解釈していくのか終始リラックスした口調で、
時に笑いを誘いながらお話しいただきました。
時に笑いを誘いながらお話しいただきました。
法律の解釈について以下のように説明していただきました。
1.拡張解釈→ロバがひいた車を含む
2.縮小解釈→小馬が引いた車は含まない
3.変更解釈→「市長」は「村長」でも可
4.反対解釈→人は通行可能
5.類推解釈→似てはいないが牛が引いた車も禁じる(この法律の趣旨が橋を壊さないことであるから)
6.勿論解釈→象、熊が引いた車の通行は当然禁止している
最後に、可能な複数の解釈のうち1つのみが正しいわけではなく、
法律の趣旨を考え論理性と妥当性から考えていくのが法の解釈であると話され講演を締めくくられました。
法律の趣旨を考え論理性と妥当性から考えていくのが法の解釈であると話され講演を締めくくられました。