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アクティブ・ラーニングセミナー「21世紀を生き抜く『新しい能力』を育む教育とその評価」を開催しました(6/27)

2016年6月27日

大学教育再生加速プログラム アクティブ・ラーニングセミナー
「21世紀を生き抜く『新しい能力』を育む教育とその評価」

【日時】2016年6月27日(月)17:00~20:00

【場所】関西大学 千里山キャンパス 第2学舎4号館F402教室

【講師】松下佳代 氏(京都大学高等教育研究開発推進センター教授)
    黒上晴夫 氏(関西大学総合情報学部教授)

【概要】
 本セミナーは、初等・中等・高等教育で育成が必要とされているコンピテンシーへの理解とその育成方法、評価枠組みについて理解を深めることを目的として行われました。
 まず、松下先生からは、〈新しい能力〉が必要となった背景やその特徴、そして、松下先生が新たに提唱している〈新しい能力〉を捉える枠組み「3・3・1モデル」について解説がありました。また、学習評価の枠組みとパフォーマンス評価やアクティブ・ラーニングの評価を中心とした学習評価の具体例についても紹介されました。学習評価においては、生徒や学生自身が評価に参加するなど、評価に関わる活動自体を学習者にとって意味あるものに位置づけることが重要との指摘を頂きました。
 続いて、黒上先生からは、学習指導要領改訂の方向性や育成すべきとされている資質・能力について解説がありました。その後、関西大学初等部で実践されている「ミューズ学習」と呼ばれる、思考スキルの養成に特化した授業について紹介がありました。思考スキルには各教科等で固有のものや重要視されるものと教科間で共通のものがあり、そのようなスキルの育成に有用なシンキングツールの活用例などについても解説頂きました。
 110名を超える参加者が両講師の講演に耳を傾けており、多様な学力層の生徒や学生への対応やルーブリックの活用など、講演内容に関連する多くの質問を寄せました。最後に、教育推進部森朋子教授の司会進行のもとでパネルディスカッションの時間が設けられ、質問内容に関連した内容を中心に、終始白熱した議論が展開されました。

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