集合知・共同的記憶研究班
集合知・共同的記憶研究班
Collective Intelligence and Collective Memory
研究テーマ
集合知・共同的記憶からみた社会構造
Social structure as seen from collective intelligence and shared memory
研究期間
2025年4月1日~2027年3月31日(1期目)
研究班紹介

高雄市 果貿社區

沖縄 アサギ

伊根 舟屋
本研究班では、地理学・建築学・美術学の視点から、モノと記憶を考察し、集合知・共同的記憶と社会構造との関係性を研究する。
多数の人の知識を集めた集合知は、従来の知識・認識を超え地域において様々な分野で新たな可能性を示し、集合知を活かしたまちづくりや、業者と市民との協業、多様性をもった建築など実践的な分野で活用されてきた。また集合的記憶は、個人のものと考えられてきた記憶を第三者でも想起可能で分析できる社会や地域の記憶として扱う。
本研究班ではこのような集合知や集合的記憶の活用事例を積み上げることによって、いかに新しい社会を生み出しているのか、または生み出す可能性があるのかを検証する。具体的には集合知を用いた建築やまちづくり、防災の個別研究から,集合知を活かした新たな社会の可能性を提示し、住民の集合的記憶から地域性の変容、地域に対するアイデンティティーの再構築などを明らかにしたい。本研究では物質的なモノだけにとらわれず、社会全体のあり方ひいては社会構造を集合知・集合的記憶から検証することを目指す。
メンバー紹介
主幹Chief Researcher 主干
松井 幸一
Koichi MATSUI
松井 幸一
文学部教授
Professor, Faculty of Letters
文学部教授