国際共同研究シリーズ

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ10
『戦争の記録と表象―日本・アジア・ヨーロッパ―』

増田 周子 編著
230頁

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2013年度に開催された日・韓共催国際シンポジウム論集。戦後70年を経た現在、日本・アジア・ヨーロッパの戦争の記録と表象―ギュンター・グラス、ヘミングウェイ、火野葦平、韓国現代詩人―をとりあげ、戦争について再認識し、平和への道を模索する論考集。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ9
『泊園記念会創立50周年記念論文集』

吾妻 重二 編
338頁

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泊園記念会は1961年、大阪の漢学塾「泊園書院」を記念して本学に設立され、2010年10月に第50回泊園記念講座として国際シンポジウム「東アジアの伝統教育と泊園書院」を開催した。本書は中国、韓国、日本の研究者によるシンポジウムの研究発表を中心とした、泊園書院に関する初めての論文集であり、東アジアの書院・私塾に関する論考も多数収める。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ8
『国境なきヨーロッパ―文学と思想における異文化接触の形―』

和田 葉子 編著
116頁

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西欧における文学と思想の異文化接触の多様な姿を多角的に考察する。地理的、時間的に広範囲に及ぶ各国の文学と思想、特に、イギリス、アイルランド、スペイン、ドイツを中心に、これらの国や地域に見られる異文化交流や共生の実体について、その形態・特質・意義を明らかにすべく日本、アメリカ、スペインの研究者が執筆。 ※この本は、約3分の1が欧文で記載されています。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ7
『海の回廊と文化の出会い―アジア・世界をつなぐ―』

橋本 征治 編著
398頁

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「東西両洋」に象徴される世界の諸文化交流の道筋として、陸の回廊に対して「海の回廊」が浮かび上がる。古くから東アジアから東南アジア世界、インドからアフリカ東部、大航海時代には西洋とアフリカ・アジア・太平洋を結ぶ太い「海の回廊」を通した様々な文化の出会いがあった。その諸相に文化・歴史・地理・経済の視点から迫る。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ6
『漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成―創出と共有―』

沈 国威 編著
476頁

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本書は、16世紀以降の西洋文明の東漸とそれに伴う東西の文化接触・言語交流の諸問題を取り上げ、特に「近代」と向きあった漢字文化圏の国と地域における近代知の受容に当たっての言語的対応をめぐって、多岐にわたるアプローチが試みられた優れた論文集である。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ5
『The Low Countries: a Crossroads in the Middle Ages and the Renaissance』

和田 葉子 編著
110頁頁

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中世とルネサンス期の、主としてフランドルとその他の文化圏との異文化交流を、言語・文学・思想・芸術の観点から考察したユニークな試み。スペイン・ナヴァラ大学のアンドリュー・ブリーズ氏、関西大学の加藤雅人、安川 昱、和田葉子各氏による英文3篇を含む論文を収録。英語英文学・哲学・西洋史・音楽史の研究者必携の書。 ※この本は、大半が欧文で記載されております。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ4
『福建と日本』

藤善 眞澄 編著
336頁

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距離的な問題もあり、疎遠な地として扱われがちであるが、悠久の日中交流史に福建の占める位置は実に大きい。卑近なところでは華僑の主たる故郷であり、福州に至っては黄檗宗の隠元禅師を生んだ。その福建と日本を基軸に古代から近代に及ぶ文化交流史を人・物・言葉の往来、さらに美術工芸・建築・経済など、8人が10編で描く。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ3
『中国華東・華南地区と日本の文化交流』

藤善 眞澄 編著
248頁

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中国文化の受容といえば、つい政治の中心地を思い浮かべがちだが、沿海地域の比重には遥かに及ばないとの反省に立ち、浙江大学日本文化研究所と提携した共同研究の成果である。「浙江と日本」につづく第二弾「円珍と婺州商人李達」をはじめ「江都の漆工<蘆家>」や「日本に伝わった漢訳イソップ物語」など、さまざまな問題を扱う。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ2
『現代社会と環境・開発・文化-太平洋地域における比較研究-』

橋本 征治 編著
358頁

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多様化・多元化しつつある太平洋地域の現代社会の状況やその文化的背景を解明するために、日米の幅広い研究者が、文化的アイデンティティを異にしながらも、「比較」という手法をキーワードとして、開発と環境利用・改変、農耕様式と文化、社会構造と文化の三つの局面からアプローチした。

関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ1
『浙江と日本』

藤善 眞澄 編著
254頁

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浙江の沿海部は有史以前から日中文化交流の玄関口であった。稲作の伝播に始まり、言葉、食生活風俗習慣にいたるまで日本のそれと関係が深い。関西大学と抗州大学の大学間交流による『浙江と日本』研究班が1995年3月、抗州大学開催の国際シンポジウムでの発表をもとに、両大学関係者15名の論稿を編んだ論集である。