関西大学出版部

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合衆国労働運動史 2 

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フィリップ・S・フォーナー 著
伊藤 健市 訳
 
 
判 型 菊判
ページ 432頁
定 価 4,950(本体4,500円+税)
ISBN 978-4-87354-811-1
分類コード C3022
刊行年月 2026年03月
近刊

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アメリカ労働者階級の19世紀最後の20年間における感動的な闘争史
フィリップ・S・フォーナー(Philip S. Foner)著『合衆国労働運動史(History of the Labor Movement in the United States)』(既刊11巻)第2巻の邦訳。現代に至るアメリカ労働運動の性格と前途を規定した歳月を、労働騎士団の興亡、揺籃期のアメリカ労働総同盟の発展、プルマン・ストライキなどにおける命を賭した労働者の闘争、アメリカ社会党の結党、労働ポピュリズムの興廃、独占資本主義の成熟、アメリカ帝国主義の出現といった諸点から解明しようとする壮大な試み。

目 次
序文
凡例

第1章 産業の情勢、1880~1890年
 産業の成長
 トラストの台頭
 機械の役割
 貧富の差
 移民の役割
 労働情勢
 労働法制化の取り組み
 裁判所の役割
 資本は大衆の貧困を容認する
 労働新聞

第2章 1880年代の社会主義運動
 ラサール派とマルクス主義者
 ニューヨーク中央労働組合
 ユダヤ人社会主義者
 ヘブライ労働組合連合
 無政府主義者
 国際勤労者協会
 マルクス主義者と無政府主義者
 ドイツ系アメリカ人社会主義者の役割
 ベラミーと民族主義運動
 社会主義労働党の貢献

第3章 労働騎士団の台頭
 1881年以降の騎士団の成長
 ボイコットの役割
 1885年のグールド・ストライキ
 団員数の急増

第4章 労働騎士団と労働者の連帯
 熟練労働者の立場
 外国生まれの労働者と騎士団
 中国人労働者
 女性と騎士団
 女性によるストライキ
 女性が務めた役職
 黒人の団員
 逆方向の影響
 黒人と白人の団結
 黒人の幹部

第5章 労働騎士団の方針と幹部
 教育の役割
 反労働組合主義
 政治活動に対する立場
 ストライキに対する立場
 2度目のグールド・ストライキに対する背信行為
 食肉包装工場スト参加者に対する背信行為
 カトリック教会の役割
 パウダリーの執行機関
 社会主義労働党のパウダリーに対する抗議の失敗

第6章 職業同盟・労働組合総連合、レイバーデー、メーデー
 職業同盟・労働組合総連合
 レイバーデーの創設
 8時間労働
 メーデーの始まり
 最初のメーデー

第7章 ヘイマーケット
 マコーミック・ハーヴェスター社での大虐殺
 ヘイマーケット広場
 赤だとの脅し
 裁判という茶番
 誰が爆弾を投げたのか
 擁護運動

第8章 政治的激変
 雇用主の攻勢
 タイス・ボイコット事件
 ニューヨークにおける労働者政党の結党
 ヘンリー・ジョージの役割
 クラレンドン・ホールでの指名大会
 労働者政党の選挙運動
 赤だとの脅し
 選挙結果
 他のコミュニティの労働者政党
 シカゴにおける政治活動

第9章 アメリカ労働総同盟
 反労働組合的な勢力
 騎士団と葉巻工
 全国的な労働組合の大会
 クリーヴランド総会
 リッチモンド総会
 AFL
 AFLの規約

第10章 労働者政党の凋落
 1887年選挙における労働者
 分裂を招いたヘンリー・ジョージの役割
 1887年のシラキュース大会
 社会主義者の除名
 進歩労働党
 シカゴでの凋落

第11章 労働騎士団の凋落
 凋落の原因
 労働組合との闘い
 南部の団員への攻撃
 1887年のミネアポリス大会
 パウダリー批判者の除名
 地方の団体となる騎士団
 パウダリーの除名
 凋落の背後にある悲劇

第12章 揺籃期のアメリカ労働総同盟
 ゴンパーズの役割
 揺籃期AFLのオルグ
 AFLの目的とゴンパーズ
 8時間労働を求める1889~91年の運動
 連帯を強調するゴンパーズ
 ゴンパーズの立場

第13章 揺籃期のアメリカ労働総同盟と労働者の連帯
 女性労働者
 黒人労働者
 ニューオーリンズでのゼネスト
 外国生まれの労働者

第14章 ホームステッド・ストライキ
 背景
 ストライキが始まる
 ピンカートン探偵社傭兵との闘い
 ストライキは続く
 バークマンに関するエピソード
 スト参加者の窮状
 敗北の結果

第15章 コールクリークとカーダレーン
 テネシー州の囚人労働制
 囚人の釈放
 砦柵への行軍
 議会
 砦柵の襲撃
 オリヴァースプリングスでの闘い
 恐怖政治
 西部の鉱夫を取り巻く状況
 西部の鉱夫の組織化
 「武力によらない説得」
 軍の介入
 裁判
 西部鉱夫連盟の結成

第16章 1893年の経済危機
 失業者
 公的救済の要求
 失業者の大規模デモ
 大富豪の抗議
 ワシントンへ
 労働者の利益を一掃しようとする雇用主
 労働者の団結に向けた会議

第17章 鉄道友愛会とアメリカ鉄道労働組合
 鉄道友愛会の特徴
 団結を呼びかけるデブズ
 鉄道従業員合同同盟最高会議
 バッファローでの転轍手ストライキ
 アメリカ鉄道労働組合
 グレート・ノーザン鉄道でのストライキ
 雇用主の団結と攻勢

第18章 プルマン・ストライキ
 ストライキはプルマン社で始まった
 ボイコットが始まる
 鉄道網の麻痺
 連邦政府の介入
 差止命令
 連邦軍
 赤だとの脅し
 差止命令の効力
 シカゴでのゼネスト
 ブリッグス・ハウス会議
 スト指導者の裁判
 プルマン・ストライキの意義

第19章 社会主義者と労働運動、1890~1896年
 デ・レオン主義
 AFL幹部と社会主義労働党幹部との闘い
 社会主義者にAFLからの脱退を迫るデ・レオン
 「政治綱領」
 「政治綱領」を問う会員投票
 1894年の大会
 社会主義者の反応
 デ・レオンと騎士団
 社会主義職業・労働者同盟

第20章 労働者と初期のポピュリズム
 騎士団と農民同盟
 経済面での農民と労働者の団結
 社会主義労働党と人民党
 ゴンパーズの立場
 選挙結果
 選挙後の農民と労働者の団結

第21章 労働ポピュリズムの台頭
 農民と労働者の団結
 銀貨の自由鋳造
 イリノイ州における労働ポピュリズム
 労働ポピュリズムの広がり
 労働ポピュリズムに反対するゴンパーズ
 1894年の選挙
 選挙結果

第22章 労働ポピュリズムと1896年の選挙
 人民党の分裂
 保守派の敗北
 1894年AFL大会の影響
 1895年の選挙
 人民党と民主党との融合
 社会主義労働党との融合
 ブライアンを支援する労働者
 ゴンパーズの役割
 親マッキンリー派の恐怖政治
 恐怖の効果
 選挙結果
 反政治活動の動向
 労働ポピュリズム衰退の原因

第23章 アメリカ労働総同盟と労働者の連帯、1896~1901年
 黒人労働者の苦情
 AFLにおけるジム・クロウ組合主義
 ジム・クロウ組合主義を正当化するAFL幹部
 雇用におけるジム・クロウ
 ジム・クロウ組合主義と白人労働者
 AFL幹部の白人優越主義
 AFLと外国生まれの労働者
 AFLと移民
 外国生まれの労働者の制限
 AFLと女性労働者

第24章 労働者とトラスト
 課題に対応する労働綱領
 AFLの無関心さ
 職種別組合主義とトラスト
 トラストを擁護するAFL幹部
 トラスト擁護に抗議する労働者
 社会主義者とトラスト
 AFLと反トラスト運動
 全国市民連盟

第25章 労働者と社会主義、1897~1901年
 支持者を増やす社会民主主義党
 AFLと社会民主主義党
 社会民主党
 社会民主党と独立労働党
 デブズの貢献
 社会主義職業・労働者同盟の破壊的な役割
 アメリカ社会党

第26章 労働者と米西戦争
 戦争に反対する労働者
 1897年のAFL大会
 「メイン号を忘れるな」
 対スペイン戦争に反対する社会主義者
 戦争熱に屈する労働組合
 戦争に反対する労働者と社会主義勢力

第27章 労働者と帝国主義
 帝国主義に対抗する労働者
 1898年のAFL大会
 帝国主義的な条約と闘う労働者
 ブライアンの役割
 労働者と反帝国主義連盟
 共通の抑圧者
 反帝国主義者の政治活動
 反帝国主義者の第三政党
 1900年の選挙
 帝国主義者に降伏するAFL

訳者後書き―シカゴ市民連盟とラルフ・M・イーズリー
事項索引
人名索引