いのちのメッセージ
災害情報学からの贈り物
| 近藤 誠司 著
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| 判 型 | A5判上製 |
|---|---|
| ページ | 232頁 |
| 定 価 | 3,740円(本体3,400円+税) |
| ISBN | 978-4-87354-805-0 |
| 分類コード | C3030 |
| 刊行年月 | 2025年12月 |
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いのちの根本哲学に根差した災害情報学のアンソロジー
災害多発時代、防災業界が活況を呈している今だからこそ、いのちの根本哲学に根差した災害情報学を確立することが求められている。本書では、「死ななければよい」というサバイバビリティに固執することなく、主体が生まれてくる以前の生命の根源にこころを浸していこうとしている。いのちの根本哲学に根差した災害情報学の知見がここに。著者10年の研究・実践活動の軌跡をまとめた瑞々しいアンソロジー。
- 目 次
- 序章 いのちをまなざす
第1章 ことばに想いを込めて
1 ことばの創造性
2 子どもたちの明日に向けて
3 映画「きこえなかったあの日」ノート
4 震災絵画展に寄せて
5 被災現場で使用していたワープロ
6 震災遺族と若き研究者の交流会
7 東日本大震災に想う
8 こころひとつに
9 たかすのチカラを、みんなでいかす
第2章 百世の安堵に向けて
1 広村堤防のこと
2 『百世安堵』集成
梧陵さんの“生き様”にまなぶ
和歌山県北部地震にまなぶ
桜島大正噴火の教訓 ほか
第3章 しあわせなぼうさい、ぼうさいによるしあわせ
防災力、どんどん高めていきましょう
素朴な“ギモン”
防災グッズの備蓄に関して ほか
第4章 リアリティの地平に立つ
1 リアリティの共同構築
2 被災地・被災者のリアリティ
3 災害報道のポテンシャル
4 東日本大震災の復興情報におけるリアリティ
5 復興報道のアポリアと展望
6 コロナ・インフォデミックの光と闇
第5章 防災の裾野を広げるために
1 校内防災放送プロジェクト
2 こころのレジリエンス
3 情報力と防災力
4 余裕避難のすすめ
5 高齢火災のリスク
6 被災の多様性
7 復興のシンボル
8 若者の体験と心理
9 災害伝承の工夫を
10 災害情報の価値
11 原点はまちづくり
12 孫氏の兵法
13 知識を信念に変える
14 愛を育む営み
15 地域力を梃子にして
16 「いのちの防災」に尽力しよう
第6章 ジャーナリズムとアカデミズムの領野から
1 災害報道のありかたを考える出発点
2 葛藤の中にこそ
3 コロナ報道を検討する
4 災害報道に対するエール
5 飛翔する社会安全学
6 飛翔する災害情報学
7 地区防災計画学会大会 印象記
8 地区防災計画学会 授賞報告
第7章 “学生さん”たちに向けて
1 ジャーナリストを目指したい人へ
2 アクションリサーチの醍醐味
3 災害情報学に挑んでみよう
終章 「こころの災害情報学」の確立を目指して
あとがき



