関西大学出版部

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ツーリズムの脱構築 
地域の語りと観光・博物館・博覧会

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岡田 朋之 編著
 
 
 
シリーズ 関西大学経済・政治研究所研究双書第182冊
判 型 A5判
ページ 302頁
定 価 2,200(本体2,000円+税)
ISBN 978-4-87354-781-7
分類コード C3036
刊行年月 2024年03月
新刊

地域の発展につながる観光資源を「語り」と「関係性」から探究
観光立国や観光による地域再生が叫ばれる昨今だが、そこでの観光資源、地域資源とはそもそも何なのか。ダークツーリズムは地域の発展に貢献しないのか。生の声を語り継ぐことは可能なのか。デジタル時代の現代で、万博は時代遅れのイベントなのか。語ること、見せること、参加することを軸に観光のあり方をとらえなおす。

目 次
序章 エキシビションとツーリズムの転回
   ―ツーリズムの脱構築に向けて【岡田 朋之】

第1部 地域を語る力学
 第1章 ツーリズム時代の地域の博物館
     ―遺産化といかに向き合うか【村田 麻里子】
 第2章 メディウムとしての語り部
     ―「当事者性」の継承という視点から【小川 明子】

第2部 事例編:地域の観光とナラティヴ
 第3章 釜ヶ崎の歩き方
     ―光と影が織りなす立体的で多声的な観光経験を目指して【古賀 広志】
 第4章 水俣映像譚【松山 秀明】
 第5章 嵯峨嵐山における観光の変遷と地域の取り組み【劉 雪雁】

第3部 博覧会と地域の持続的発展
 第6章 共創としてのエキシビションと地域文化の醸成
     ―博物館都市松本を例に【中江 桂子】
 第7章 万博における共創と語りによる都市の持続的発展
     ―テジタル環境における市民参加と語りのレガシーからの考察【岡田 朋之】