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権利能力なき社団と民法上の組合 
法人でない団体に関する日本ドイツ比較法研究

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※丸善雄松堂「Maruzen eBook Library」と紀伊國屋「KinoDen」は機関向けです。

電子書籍 丸善 Knowledge Worker
電子書籍 紀伊國屋 KinoDen
後藤 元伸 著
 
 
 
判 型 A5判
ページ 258頁
定 価 2,200(本体2,000円+税)
ISBN 978-4-87354-741-1
分類コード C3032
刊行年月 2021年11月
品切れ

民法改正を踏まえ権利能力なき社団に関する新たな法解釈を提唱
本書は法律の私法・民法領域における法人でない団体につき論じる研究書である。
法人でない団体の法的基礎にはいわゆる権利能力なき社団と民法上の組合があり、それらについて、日本とドイツの比較法研究に基づき新たな法解釈論を提唱する。
それは日本の2017年民法改正及びドイツの新たな権利能力なき社団論を踏まえている。

目 次
はしがき

第1章 権利能力なき社団論の現在
    ―ドイツ民法典制定過程における議論とその現代的再評価―
 Ⅰ 権利能力なき社団論とその再検討
 Ⅱ ドイツ民法典制定過程における議論とその現代的再評価
 Ⅲ 権利能力なき社団論の現在

第2章 権利能力なき社団論における団体類型論と法人法定主義
    ―ドイツにおける従前の権利能力なき社団論の生成と展開―
 Ⅰ 本章における基本的視座
 Ⅱ ドイツにおける従前の権利能力なき社団論
 Ⅲ ドイツ団体法における団体類型論
 Ⅳ ドイツ団体法における団体法定主義
 Ⅴ 団体類型論と法人法定主義

第3章 法人における有限責任と組合型の団体における無限責任
    ―ドイツにおける民法上の組合の組合員責任論―
 Ⅰ 法人の法人格の属性と構成員の有限責任
 Ⅱ ドイツにおける民法上の組合の組合員責任論
 Ⅲ  法人における有限責任と組合型の団体における無限責任の再考

第4章 民法上の組合における合有と権利能力なき社団における総有
 Ⅰ 本章の目的
 Ⅱ 民法上の組合における合有と権利能力なき社団における総有
 Ⅲ 権利能力なき社団論に残された課題と民法上の組合

第5章 民法改正後の民法上の組合と権利能力なき社団
    ―ドイツにおける権利能力なき社団論の現代的展開とともに―
 Ⅰ  緒論― 2017 年民法改正後の民法上の組合と権利能力なき社団―
 Ⅱ 民法改正後における民法上の組合に関する新たな解釈論
 Ⅲ ドイツにおける権利能力なき社団論とその現代的展開
 Ⅳ 組合規定の改正に伴う権利能力なき社団論の現代的変容

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