それもまたよし 学長十五年
大西 昭男 著
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判 型 | 四六判 |
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ページ | 290頁 |
定 価 | 1,922円(本体1,748円+税) |
ISBN | 4-87354-167-0 |
分類コード | C95 |
刊行年月 | 1994年03月 |
本書は、著者が関西大学学長として、文人として、また、人間として、学長十五年の間に執筆されたものの中から、特に大学教育、文化論、親子の人間関係、そして、趣味の世界におよぶものなどから珠玉の五十余篇を選んだ工ッセイ集である。それぞれの作品から、著者の叡知、人間愛、信義など豊かな人間性に触れることができ、味わい深い。
- 目 次
- 天 「千両みかん」味比べ タテマエとホンネの間 大地に接吻 青春紀行
心象遠近 本・書斎・図書館 死に方・生き方 おおさか抄 文明と文化と
風雨強かるべし 人間の証し むさぼらぬということ 「あら面白からずの雪の日やな」
秘すれば花 「千古無窮」か「たかだか十年」か 時代のなかのこども―『少年倶楽部』の頃
腹八分・頭六分 若い日の私
地 天の時、地の利、人の和 子に対するも「離見の見」 年頭に感あり 親は無名たるべし
学長に就任して 二度生まれる 「近頃よき火にあたりて寒さを忘れ候」
海の如く、山の如く 変わらぬもの 子どものいる風景 父の壁と母の愛
身の内の財は尽きない 夜間部の起死回生を してみてよきにつくべし
「蹴り、走りながら」 「ものの見えたる」 大学は多様化するか
送ることば―柔らかな心と堅い志を 卒業式式辞 入学式式辞 この母、この子
父から子に この父、この子 情緒は記憶のエッセンスである
人 永遠の人 久井忠雄先生 岩崎先生の後ろ姿 光芒よ永遠に―大島鎌吉先生
鹿角の人 内藤湖南先生 常歩無限、いまここに至る―末永雅雄先生
慈眼視衆生―和田豊二先生を偲ぶ 鬼の米寿―北條秀司先生 学徳―吉田安雄先生
士魂―桂 米朝師 鬼才―谷澤永一著『回想 開高健』 仲間 関大能
昇龍―山本章弘師『道成寺』 至純のこころ―苗村七郎編著『陸軍最後の特攻機地』