サルトルとポスト構造主義
渡辺 幸博 著
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 394頁 |
定 価 | 6,942円(本体6,311円+税) |
ISBN | 4-87354-147-6 |
分類コード | C3010 |
刊行年月 | 1992年09月 |
サルトルの退潮にポスト構造主義の登場が大きく影響していることは事実である。にもかかわらず、両者のあいだには共通の問題意識を読みとることができるし、相補うべき多くのものがある。本書はポスト構造と対比することによって、サルトル哲学の批判的再検討をこころみ、その今日的意義を間い直したものである。
- 目 次
- 第一部 サルトル哲学の出発点とその展開
一 サルトル哲学の出発点 二 アンガージュマンの文学 三 政治的アンガージュマンとマルクス主義 四 全体の概念をめぐって 五 構造主義と構造論 六 他者の問題 七 実存的精神分析
第二部 サルトルとポスト構造主義
一 時間論(I) 二 時間論(II) 三 サルトルと精神分析(I) 四 サルトルと精神分析(II) 五 構造主義とポスト構造主義 六 弁証法的理性とポスト構造主義 七 サルトルとポスト構造主義