日本における近代中国学の始まり
漢学の革新と同時代文化交渉
陶 徳民 著
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判 型 | A5判 |
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ページ | 340頁 |
定 価 | 2,530円(本体2,300円+税) |
ISBN | 978-4-87354-650-6 |
分類コード | C3091 |
刊行年月 | 2017年03月 |
藤澤東がいから見た銭泳『海外新書』、星野恒選・王韜評『明清八家文』;「桐城派」族譜と藤野海南・宮島大八、吉野作造・青木正児・西村碩園の五四「文学革命」観;重野安繹・青木・倉石武四郎の「漢文直読」論、内藤湖南の章学誠顕彰に影響された胡適・姚名達・張爾田など、「土着」の漢学が目指した近代的革新を活写。
- 目 次
- 口絵集
序説「土着」の漢学が目指した近代的革新
第一部 文章論、「文学革命」観と漢文直読の問題
第一章 明治大正期における桐城派の文章論の影響
第二章 民国初期の文学革命に対する日本知識人の反応
第三章 近代における「漢文直読」論の由緒と行方
第二部 文章選録と人物評価をめぐる切磋琢磨
第四章 天保期の藤澤東がいから見た銭泳編『海外新書』
第五章 星野恒選編・王韜評点『明清八家文』について
第六章 内藤湖南の章實斎顕彰に刺激された中国の学者
附録 関西大学と二松学舎大学における講演
あとがき
口絵集 図版・画像出典一覧
関連論考一覧
索引