関西大学出版部

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福建と日本 

藤善 眞澄 編著
 
 
 
シリーズ 関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ4
判 型 A5判
ページ 336頁
定 価 3,740(本体3,400円+税)
ISBN 4-87354-356-8
分類コード C3020
刊行年月 2002年03月
品切れ

距離的な問題もあり、疎遠な地として扱われがちであるが、悠久の日中交流史に福建の占める位置は実に大きい。卑近なところでは華僑の主たる故郷であり、福州に至っては黄檗宗の隠元禅師を生んだ。その福建と日本を基軸に古代から近代に及ぶ文化交流史を人・物・言葉の往来、さらに美術工芸・建築・経済など、8人が10編で描く。

目 次
福建・浙東と日本
中国古代の漆と漆工芸
福建の赤岸鎮と空海の過所申請書簡について
宋代福建・浙東の仏教と日本
福建省沿岸部の民宿
福建の絵画
近代日中欧言語文化接触に関わる一つの現象
清末の福建と日本統治下の台湾
アジア・太平洋経済における台湾・香港間の競合関係(1895-1945)
日本の領事報告に見る清末の福建及び海外移民事情