魯迅 日本という異文化のなかで 弘文学院入学から「退学」事件まで
北岡 正子 著
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 456頁 |
定 価 | 4,180円(本体3,800円+税) |
ISBN | 4-87354-334-7 |
分類コード | C3023 |
刊行年月 | 2001年03月 |
中国近代文学の創始者魯迅は初めから「魯迅」であったのか。多感な青年時代、留学生として体験した“日本という異文化”が、彼に「愛国青年」としての決意を促した。主体形成の核となったその決意の誕生までを跡づける。日本に残存する明治期の関連資料を発掘して、魯迅のおかれた留学環境を再現し、魯迅の神格化を排して歴史化することを試みた。
- 目 次
- プロローグ-中国近代教育の曙
一.魯迅の弘文学院入学
ニ.創設期の弘文学院
三.急増する弘文学院留学生
四.嘉納治五郎 中国教育視察の旅
五.成城学校入学事件
*留学生日々の断片-夏、秋
六.嘉納治五郎 第一回卒業生に与える講話の波紋
*留学生日々の断片-冬、正月
七.日中両国高官の授業参観
*留学生日々の断片-早春
八.弘文学院学生「退学」事件