関西大学出版部

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アジアの民間信仰と文化交渉 

二階堂 善弘 著
 
 
 
判 型 A5判
ページ 252頁
定 価 2,200(本体2,000円+税)
ISBN 978-4-87354-548-6
分類コード C3014
刊行年月 2012年08月
品切れ

招宝七郎や華光大帝など、幾つかの中華系の神々は、日本においては伽藍神として祀られ、多くの寺院にその像を残す。また台湾やシンガポールには、保生大帝など福建系の神々の信仰が伝わっていった。これらの海を越えていった民間信仰の神々について、その発展と衰退を文化交渉の視点から考察する。

目 次
前言

第一部 日本の寺院における渡来神と文化交渉
 第一章 日中の五山における伽藍神と文化交渉
 第二章 黄檗の伽藍神と文化交渉
 第三章 妙見神と真武神における文化交渉
 第四章 日中の地蔵菩薩の差異と文化交渉

第二部 アジアにおける神々の往来と文化交渉
 第一章 台湾・シンガポールの【ビン】粤系諸廟と文化交渉
 第二章 長崎・沖縄の渡来神と文化交渉

結語
後記