法益保護によって刑法は正当化できるか?
ギュンター・ヤコブス 著
川口 浩一 飯島 暢 共訳 |
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 106頁 |
定 価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
ISBN | 978-4-87354-594-3 |
分類コード | C3032 |
刊行年月 | 2015年02月 |
本書においてヤコブスは、法益保護によって刑法を正当化しようとする試みをその歴史背景をも含めて批判し、環境犯罪、動物保護、「アウシュヴィッツの嘘」、信仰侮辱、パターナリズム(安全ベルト・薬物犯罪・嘱託殺)等の刑法的規範の正当性に関して代替モデルを提示する。社会損害論に関する論文も付録として収録した。
- 目 次
- 1. 1933年までの近代における展開
2. 中間的覚書:規範と在
3. 1933年以降の展開
4. 社会損害
5. 要約
〈解説1〉本書の要約と日本の議論との関係
〈解説2〉法益概念における人格と社会の関係性