人の顔または表情の識別について(下)
知覚論的諸問題
池田 進 著
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 418頁 |
定 価 | 4,950円(本体4,500円+税) |
ISBN | 978-4-87354-597-4 |
分類コード | C3011 |
刊行年月 | 2015年02月 |
「人の顔」を見て誰だかが分る、ある人の人となりが見分けられる、などの「なぜ」を心理学の立場で調べようとするときに向き合わなければならない難しさがどこにあるのか。「見る」という心のはたらきの基本に立ち返って、あらためて考えてみた。主要な論点は、視覚の生態学的視点と、認知論的視点の比較考察である。
- 目 次
- 1 表出運動の強度の判断と情動の検知について
2 表出運動の形式と表情識別との関係について
3 顔の図式画を用いたBrunswikとReiterの実験とその知覚論的意義
4 柿崎祐一 著「視覚の生態(続)J.J.Gibsonの理論と人の顔」(1989)をめぐって
5 Tinbergen,HebbそしてGibson
6 「その顔見つけた!」
7 Michotteの「因果性の知覚」再考
8 顔認知の理論模型をめぐって