関西大学出版部

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哲学の世界 

渡辺 幸博 著
 
 
 
判 型 四六判
ページ 170頁
定 価 1,320(本体1,200円+税)
ISBN 4-87354-245-6
分類コード C3010
刊行年月 1998年03月
品切れ

本書は自分史に則して、40有余年におよぶ哲学研究の歩みを、できるだけ分かりやすく紹介したものである。マルクス主義、現象学、分析哲学、実存主義をはじめ構造主義、ポスト構造主義に至る今世紀の哲学の動向、さらに21世紀にむけての哲学の問題点が解き明かされる。

目 次
1.哲学の世界に迷いこむ  2.対象の世界は本物でない  3.習作時代(1)本物を求めて  4.習作時代(2)実存の本来性とは何か  5.習作時代(3)サルトルとマルクス主義  6.習作時代は終らない  7.最初の著書『哲学とは何か』  8.キリスト教と社会主義  9.大学紛争の嵐の中で  10.実存と構造  11.自由と疎外  12.翻訳をして思ったこと  13.自然と反自然  14.はじめてのフランス  15.文明と思想  16.サルトルの哲学  17.旅で出会った哲学の余白  18.ポスト構造主義との出会い  19.私の三部作  20.哲学とは何か  21.本物の復権のために