関西大学出版部

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金融システムの動態 構造と機能の変容、および制度と規制の変革

岩佐 代市 著
 
 
 
判 型 B5判上製
ページ 466頁
定 価 7,920(本体7,200円+税)
ISBN 4-87354-365-7
分類コード C3033
刊行年月 2002年10月
品切れ

過去30年にわたるわが国金融システムの変容、変革の過程を理論的・実証的に考察し、金融システムと、その現下の不安定性の背後にある基本的な要因を摘出して、銀行制度と金融規制に関する大胆な改革案を提示する。特に、預金保険制度の廃止・郵貯改革による公的ナローバンクの創設、柔軟なルール主義的金融行政の重視は興味深い。

目 次
第I部 金融システムの構造変化とシステムのマクロ分析
 第1章 わが国金融システムの構造変化
 第2章 資産市場の一般均衡分析とストック・フロー連関
 第3章 経済における富効果の役割
 第4章 金利規制のマクロ分析
第II部 銀行行動の変容とミクロ分析
 第5章 預金金利自由化と銀行行動
 第6章 金融環境の変化と銀行の金融革新行動
 第7章 銀行の資産・負債管理の変容と合意
第III部 金融システムの不安定化と制度改革
 第8章 金融システム不安定化の実態と仮説、および制度改革論
 第9章 デリバティブ市場の発展と金融システム
 第10章 金融システムの安定化装置
 第11章 自己資本比率規制の効果と問題点