関西大学出版部

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英文学におけるユーモアと諷刺の伝統 

三宅川 正 著
 
 
 
判 型 A5判上製函入
ページ 338頁
定 価 5,720(本体5,200円+税)
ISBN 4-87354-039-9
分類コード C3097
刊行年月 1981年11月
受賞・選定図書 日本図書館協会選定図書
品切れ

本書は、英文学の一特性をなす笑いの要素の流れを、ユーモアと諷刺の両面から跡付けたものである。著者は、まず笑いの論理と英国におけるその生成の由来を解明した後、チョーサー、シェイクスピア、ポープ、スウィフト、フィールディング、スターン、ラム、ディケンズなどの諸作品について、それぞれこの両面からの特徴や技法を探求する。書類の少ない中で特異な研究分野の労作である。

目 次

第1章 英文学における笑いの要素としてのユーモア
第2章 G.Chaucerの喜劇精神-The Canterbury Talesを中心に
第3章 Shakespeareのユーモア  第4章 Shakespeareの諷刺
第5章 Augustan Satire  第6章 J.Swiftのユーモアと諷刺
第7章 18世紀小説における諷刺とユーモア  第8章 C.Lambのユーモア
第9章 C.Dickensの笑い  第10章 おわりに(まとめ)