漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成 創出と共有
沈国威 編著
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シリーズ | 関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ6 |
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判 型 | A5判 |
ページ | 476頁 |
定 価 | 4,730円(本体4,300円+税) |
ISBN | 978-4-87354-464-9 |
分類コード | C3090 |
刊行年月 | 2008年09月 |
本書は、16世紀以降の西洋文明の東漸とそれに伴う東西の文化接触・言語交流の諸問題を取り上げ、特に「近代」と向きあった漢字文化圏の国と地域における近代知の受容に当たっての言語的対応をめぐって、多岐にわたるアプローチが試みられた優れた論文集である。
- 目 次
- 中国における近代知の受容と日本
近代日本語における 《時》 の獲得
日本語の 「洋語」 と中国語
「テレビ」 と 「電視」 -「電視」 は和製漢語か
『清議報』 に見える日本語からの借用語
和製漢語 「洋学」 の成立
漢字文化圏におけるPolitical EconomyとEconomicsの翻訳
中国語における 「聯邦」
宣教師の学んだ中国語
日本の流行語の台湾での使用状況
ソウル大学奎章閣蔵漢訳西学書について
John Francis Davisの中国語学習と言語観
井上哲次郎の欧州留学と日記中の西洋人氏名・欧文書名について
神経の概念の初期的流入に関する日中比較研究
清代帆船の日本漂着筆談史料
近代中国における初期英語課本について
梁啓超の 『和文漢讀法』 とその 「和漢異義字」 について
あとがき