関西大学出版部

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児島惟謙 大津事件手記 

山川 雄巳 編注
 
 
 
判 型 四六判上製
ページ 356頁
定 価 3,630(本体3,300円+税)
ISBN 4-87354-375-4
分類コード C0032
刊行年月 2003年05月
品切れ

明治24年、大国ロシアの皇太子大津遭難事件は、東洋の小国であった日本を震撼させたが、大審院長児島惟謙は、政府の圧力をはねのけ、法治国家としての日本の面目を守りぬいた。その強靭な精神の記録は、いまなお新鮮であり、そこで問われている法をめぐる思想は、法が危機にさらされるとき、くりかえし想起されるであろう。

目 次
露国皇太子「ニコラス」親王殿下大津御遭難顛末禄
 第一編 大津事件ノ梗概
 第二編 内閣ノ干渉ト司法権独立ノ危機
 第三編 司法権独立ノ擁護
 第四編 司法権ノ独立ト公明ノ判決
 第五編 該事件ノ結果ト余味
 解説(一) 児島惟謙・大津事件手記原本について
 解説(二) 大津事件について
 解説(三) 大津事件「意見書」について
 解説(四) 児島惟謙の法思想